「朝キウイ」で痩せ体質になれる?朝ごはんにキウイを食べる健康効果を管理栄養士が解説【レシピ付】
どのスーパーにも必ずといっていいほど並んでいるキウイ。甘酸っぱくて朝や間食にピッタリですが、みなさんはお好きですか??実はキウイには体に嬉しい栄養素がたっぷり。そこで、この記事ではキウイの健康効果、特に食物繊維とビタミンCについてと、朝キウイがおすすめな理由について解説していきます。
キウイの原産地は中国ですが、その後ニュージーランドで栽培され始めるようになって広まったフルーツのひとつ。日本に輸入されるキウイのほぼ100%がニュージーランド産です。ということで、みなさんキウイを食べていますか?
小さな実の中には、私たちの健康・美容におすすめな効果がぎゅっと詰まっています。特に、キウイには食物繊維とビタミンCが凝縮されているのが特徴的。朝にキウイを食べるのがおすすめな理由をお話します。
キウイは栄養満点?朝キウイがおすすめな理由
食物繊維がバナナの約2倍!
キウイには、食物繊維が100gあたり2.3g含まれています。これはバナナやりんごの約2倍程度。また、日本人は食物繊維が不足しがちで、30-39歳の女性の場合は目標量(18g)から2〜3gほど不足していることがわかっています。(1)キウイを一個食べることで、この不足分は補えますね。
実際に、慢性的な便秘にお悩みの人にキウイを食べてもらうことで、腸内の水分量UPと便通改善が見られたという報告もあります。(2)
ビタミンCが豊富:1日の推奨量に匹敵
キウイの中でもサンゴールドと呼ばれる品種には、100gあたり152mgのビタミンCが含まれています。これはビタミンCが豊富というイメージの強いレモン(100mg/100g)よりも多く、1日の推奨量である100mgを越える量を誇ります。ビタミンCは美肌や調子を整えるだけでなく、風邪や感染症など免疫力にも関係する栄養素。毎日必要量をしっかり摂る必要があります。
しかし、私たちは日々の生活の中でビタミンCを消費してしまっています。キウイを食べることで、この消費してしまう量を補えるため、1日1キウイを取り入れましょう。
また、実際にキウイを食べることで免疫力に関係する数値がアップしたという研究結果(3)もあるので、これからの季節の変わり目も体調を崩さずヘルシーに過ごすためにもおすすめです。
朝キウイで血糖値の上昇をコントロールできる
食物繊維は、小腸で消化・吸収されない難消化性の糖質。そのため、血糖値を緩やかに上げてくれるだけでなく、「セカンドミール効果」も期待できます。つまり、朝食べることでその次の食事(セカンドミール)でも血糖値を急激に上げにくくしてくれるということ。(4)
そのため、朝キウイを食べることが腸活・ダイエット・美容に嬉しいのです。そこで今回は、朝食にピッタリで簡単にできるキウイヨーグルトボウルレシピをご紹介いたします。
朝にピッタリ!キウイヨーグルトボウルレシピ
材料
● キウイ 1個(今回はルビーレッドとサンゴールドを半分ずつ)
●ヨーグルト 180g
●抹茶 スプーン1〜2杯
●ブルーベリー お好み
●ココナッツファイン
●アガベシロップ(メープルシロップ、ラカント、ハチミツ等でもOK)
作り方
①ヨーグルトと抹茶をよく混ぜる。緑を目立たせたい場合は抹茶を入れる量を多めにしてもいいですが、その分抹茶の苦味が強くなるのでお好みで量を調整してください。
②キウイは皮を剥いて、5mm幅にスライスしておく。(今回は見栄えがよくなるように異なる2種類のキウイを使いましたが、一種類でも大丈夫です)
③スライスしたキウイを①の上に並べていく。ブルーベリーを中心に盛り付ける。
④お好みでココナッツファインを盛り付け、アガベシロップをかけて出来上がり。(ヨーグルト自体に甘みをつけていないので、キウイの甘さだけじゃ足りない方は甘味料のトッピングをお忘れなく)
ちなみに、ルビーレッドは5月を過ぎるともうスーパーには並びません。見つけたら今のシーズンのお楽しみとして、ぜひ手にとってみてくださいね。
<引用>
1:厚生労働省, e-ヘルスネット, 食物繊維の必要性と健康
4:岩下聡ら(2008)大豆配合焼き菓子の血糖応答とそのセカンドミール効果に関する検討, 薬理と治療, 36(5), 417 - 427.
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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